病気の時に

食事療法

不節制な食事はよく病気の原因となる。すべて身体が最も必要としていることは身体の上に課せられた余分な重荷を除去することである。多くの場合、過労した消化器官に休息する機会を与えるため、食事を一、二回抜くことが病人にとって最上の療法となる。頭脳を使う人は数日間果実食をとるのがよい場合が多い。毎期間の絶食後、単純な食物を適度に食すると自然の回復力によって快方に向かうことがよくある。一、二カ月、節制した食事をとるならば、自制の道は健康への道であることに多くの病人は気づくであろう。

水の使用

清水は人間や動物がのどのかわきをいやすため神がお備えになった飲み物で、これを十分に飲むならば身体の必要を満たし、病気に抵抗する自然の力を助ける。また外部的に水を使用することは、血液循環を調節する、最も容易でかつ効果的な一方法である。冷水浴はすぐれた強壮療法であり、温浴は毛穴を開いて不純物の排泄を助ける。また温浴も微温湯浴も神経を緩和し、血液の循環を平均にする。

運動の効果

不活動は病気の有力な原因である。運動は血液の循環を促進し、平均にするが、休止はそれを妨げ、生命や健康に重要な血液中の変化を抑制し、皮膚の働きをも鈍くする。活発な運動によって血液循環が盛んになり、皮膚が健康で肺には清い新鮮な空気が十分供給されているときのようには不純物が排泄されなくなる。組織がこうした状態になるとき排泄器官は二重の重荷を負い、その結果病気になるのである。

病人に動かぬことを奨励してはならない。どの部分でもひどく過労させた場合、しばらく絶対安静にすることは大きな病気を予防することになるが、慢性疾患の場合には、すべての動作をやめる必要はめったにない。……

精神労働者はひどい精神過労の結果しばしば病気になるが、それは少しも肉体運動をしないためである。……適切な運動を伴った厳格な節制生活を実行するならば、精神肉体ともに活気を増し、あらゆる精神労働者に耐久力を与えることになる。……

病人が注意をひくものを何も持たないで、時間をすごすならば、自分の事に考えを集中し、かつ病的となり、神経がいらだってくる。多くの場合、気分の悪いことばかりを考え、ついに実際よりも自分の症状をずっと悪く思い込み、自分では全く何もできないような気になってしまう。

こうした場合にはすべてよく指導の行きとどいた肉体運動が効果的な治療となり、ある場合には健康回復のためなくてはならないものとなる。手を働かすときには意志がそれに伴うが、こうした病人にとって必要なのはこの意志の覚醒である。意志が眠ってしまうと想像力が異常となり、病気に抵抗できなくなる。……

不活動はたいていの病人にとって一番大きな害になる。有用な軽度の労働は身心を過労させず、かえって病者によい影響を及ぼし、筋肉を強め、循環をよくし、この多忙な社会にあって、自分が全く不必要な人間ではないとい不活動はたいていの病人にとって一番大きな害になる。有用な軽度の労働は身心を過労させず、かえって病者によい影響を及ぼし、筋肉を強め、循環をよくする。……Ministry of Healing234-240